1999年開業時、取材で書いた文章です。

まずは御一読を。 

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Q,39歳の主婦です。最近歯茎がやせてきたのですが、歯周病でしょうか?

また、通院すれば回復するでしょうか?

 

A,歯茎がやせる、歯を磨くと血が出るなどの症状は典型的な歯周病と言えそうです。

現在わが国の成人が歯を失う原因の大半は歯周病と言われています。

歯周病は歯槽膿漏という俗称で呼ばれていましたが歯垢(プラーク)が原因の骨の病気です。

プラークを放置すると歯肉炎を発症しさらに歯周ポケットと呼ばれる溝ができプラークが唾液中のカルシウムと一緒になり歯石が沈着します。こうなると歯茎の中まで細菌が入り込み歯を支える骨(歯槽骨)をどんどん溶かし最後は歯がぐらぐらとなり抜け落ちてしまいます。

歯そのものがどんなに健康でも土台が崩れてはひとたまりもありません。

歯周病のもっとも恐ろしい点は多くの場合ほとんど無痛のまま進行して突然最後がやってくることです。

虫歯のように“痛み”という大きなサインが少ないのです。

治療のポイントは予防につきます。

定期的(6ヶ月に1回ほど)に検査(歯茎の溝の深さ[歯周ポケット]を測る)と治療(正しいブラッシングの指導を受け清潔にして歯茎に隠れた歯垢や歯石を除去する)を繰り返します。

検査も治療も痛くなく時間もあまりかからないので面倒がらず、歯周病の克服こそ一生自分の歯で食べるための最大のポイントということを強く自覚してください。』

歯周病の診断・治療が容易に!

現在も歯周病のコントロールが最も大切な事に変わりはありません。

幸いなことに、最近画期的な治療法が開発され、歯周病の診断・治療が容易になりました。

診断では歯周病菌のDNA検査と顕微鏡の動画で菌が直視でき、原因が簡単に特定できるようになりました。

治療は外科的手術がほとんどなくなり、歯周内科が中心となっています。

1日1回、3日間の内服薬でほとんどの歯周病菌が除菌できます。

痛い治療もなく、お金もそれ程かかりません。

夢のような診断・治療がすでに実現しています!

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位相差顕微鏡動画システム

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歯周病(歯槽膿漏)という病気はどんな病気なのか?

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歯周病は以前は歯槽膿漏といっていました。そのものズバリ歯の周りを支えている槽(穴)から膿み(ウミ)が出る病気です。

お口の中の菌

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お口の中の菌について。高齢者の歯の根の虫歯の歯 垢(プラーク)中には 大きいカンジダアルビカンスが多い。