患者様の口の中に金属を使うのをやめて行こうよ!

最近本当によく勉強しているドクター仲間の間でよく取り交わされる言葉があります。

それは「いい加減、患者様の口の中に金属を使うのをやめて行こうよ!」です。

日本の歯科保険治療は本当に安く、その事は素晴らしいと常々感じています。

何でもほんの少し前の時代では大金持ちだけが歯医者にかかれたそうです。

ジルコニア

しかし近年続々と開発された素晴らしい材料や、安全で遥かに美しいジルコニアなどの出現により、正しい情報を発信していくことが私達の責任と考えます。
一般に 歯科治療では、金属を多用しています。

保険治療で使用する金属

特に保険治療で使用する金属は通称金パラと呼ばれJISマークを表示するために成分が決められていて重量で

・金が12%以上
・パラジウムが20%以上

含まれていることが決められています。

そのほかの成分は商品によって異なりますが

・銀が大体50-60%くらい、
・銅が10-15%くらい、
・インジウム、スズ、亜鉛などが微量、あわせて1%くらい

含まれています。

つまり銀が最大の成分ですから、ざっくり言ってしまえば銀合金です。

この金パラの成分の割合を変えればもっともっと物理的性能も体に対する安全性も高めることができるのですが残念ながら保険診療の中ではすることができません。

国民皆保険制度

日本には国民皆保険制度というものがあり、日本全国どこでも一応同じレベルでそこそこの内容の医療がすべての国民に提供されるような仕組みになっています。
この「保険」という枠組みの中では強度や安全性などの点、価格の点から見ても妥当だとは思います。

近年のネット社会では情報が素早く行き渡り、金属アレルギーや金属色の見た目を 気にされる方が増え、 金属を使用しない歯科治療をご希望の患者様が増えています。

金属のかわりに歯を補う材料

セラミックは、 生体親和性の高い、体に優しく美しい歯科材料で、金属のかわりに歯を補う材料として、広く使用されてきました。しかし従来のセラミックでは、強度関係上、内部に貴金属の補強が必要な場合がありました。

ジルコニアの場合は、金属を超えた十分な強度と靭性があるため、 従来では難しかった症例でも、金属を使わない治療即ちメタルフリーの治療が可能です。

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歯科金属アレルギー

歯科金属アレルギー

最近歯科金属アレルギーが増えている印象があります。口腔内の金属アレルギーは、金属を入れてから数十年後、突然発症することも多くすぐに症状が現れるとは限りません。金属アレルギーでお悩みの方、予防したい方はアレルギーを起こす物質を除去し、起こさない物質と交換することを、おすすめ致します。

ジルコニアとメタルフリー治療

ジルコニアとメタルフリー治療

ジルコニアは、従来のセラミックの課題点と金属の弱点を克服した、優れたファイン・セラミックです。都クリニックでは従来のメタルボンドと同等の価格で提供致します。

メタルフリー治療(ファイバーコアー)

メタルフリー治療(ファイバーコアー)

従来の金属のコアー(土台)に変わり、グラスファイバー製のコアを用いることで、メタルフリー治療が可能です。

補綴治療の流れ(補綴=かぶせ物)

補綴治療の流れ(補綴=かぶせ物)

補綴治療の流れ(補綴=かぶせ物)について。