ジルコニアとは?
今から数年前、文字通り日本歯科界トップクラスのドクターの研修会で、世界中の潮流として、これからの治療はジルコニアとCAD/CAMの時代になる。と話題騒然でした。
ジルコニアとは、酸化ジルコニウムを安定化させたセラミックで、人工ダイアと結晶構造は異なりますが、ほぼ同じ成分で出来ています。
強度としなやかさ、美しさを兼ね備えた、理想的な歯科材料です。
ジルコニアが歯科で使用されるようになったのは日本では最近ですが、ヨーロッパ、アメリカでは、その優れた強度と性質から「白いメタル」とも称され、オールセラミック治療の主流です。
歯科以外の分野でも使用
歯科以外の分野では、ジルコニアはスペースシャトルの断熱保護材、高級外車、F1カーのブレーキ部分など、様々な用途に用いられています。 また、医療用途としては、人工股関節の球状骨頭部などに、10年以上前から使用されてきました。
ジルコニアは、従来のセラミックの課題点と金属の弱点を克服した、優れたファイン・セラミックなのです。
ジルコニアの特徴
ジルコニアは金属より硬く、重さは金の三分の一程度と軽いのも特徴の一つです。そしてここが最も大切なポイントですが、生体親和性が高く、アレルギーの原因になりません。
従来、日本の自費で行う歯科治療は金属に裏打ちされたセラミック、通称メタルボンドが中心でした。
ジルコニアの出現で、この流れが大きく変わりつつあります。
ジルコニアの価格 110,000円(税込)
ジルコニアの全国の平均的な治療費は大体10万-20万円と言われています。
都クリニックでは従来のメタルボンドと同等の価格で提供致します。
※CAD/CAM=Computer aided design/ Computer aided manufacturing milling の略。
コンピュータ支援によって製品の設計か ら均質な製品を生産・管理するシステムで、CAD 装置とCAM装置で構成されています。まず、CAD 装置が歯の補うべき部分の形状、支えにする歯、模型などから情報を収集し、三次元の数値データに変換してコ ンピュータ上で修復物の形状を設計します。そして、その設計に基づき、CAM装置がセラミックスやチタ ンブロックなどの種々の材料から、治療物を製造します。