No3 旅の持ち物
旅の持ち物
何十年も日本中を彷徨歩いている と、荷物はどんどん少なくなってい きました。 友人からいつも笑われていますが旅 の持ち物には自分なりのコンセプト があります。
① 1グラムでも軽く
② 世界最小最軽量
③ 最先端人間工学に基づく
嘘のような本当の話ですが1グラム でも荷物を削るために毎回旅行前に 財布の中身の小銭まで吐き出してい ます。 さらに1つ1つの荷物の重さをグラ ム単位で測っては、常に入れ替えを しています。 すべてはフットワークを軽くするた めの手段です。禅僧修行時代に腰を 痛めて重いものが持てないと言う肉 体的理由もありますが。
飛行機で荷物を預けた事は1度もあ りません。はっきり言うと機内持ち 込み荷物も何もない状況です。 具体的に普段旅で持ち歩いている荷 物を重要なものから順に並べてみま す。(何を隠そう全国の有名な大勢 のドクターたちが以前から1番待ち 望んでいたのはこの文章でした)
旅の持ち物リスト
通常の旅行では1から6までです 最近は1から3までが増えました iPhoneの重さが悩みの種です 注釈)g数の若干の誤差はガ ラスフィルム、充電コー
ド、e.t.c(B型故アバウトな ところはお許しを)
1 iPhone 208g Apple Watch 48g イヤホン(NC BT ) 17g 充電器 24g
2 薬 11g
3 財布カード類 58g
4 歯ブラシ歯磨き粉 20g
5 下着類 トランクス 20g 靴 下 8g
6 温泉の素 19g
7 雨具 ジャケット 105g 傘 72g
8 ジップロック 3g
9 耳栓 0g
番外編(持ち歩きはしません)
10 iPad Pro12.9 677g
これだけ見るとなんのこっちゃ とぴんとこない方の方が多いか と思いますが1つずつ説明いたし ます。
1 iPhoneXS Max (256GB)208g Apple Watch4 (44mm)48g イヤホン(NC BT ) 17g 充電器 24g
機械音痴な私は、10数年前まで はコンピュータも全く触れな い、メールもできないほどひど いものでした。今でもキーボー ドのブラインドタッチは全くで きません。
仕事仲間の和仁先生 注釈)私の経営コンサルタントであり、ベストセラーの作 家でもあります。数多くの著書を出しているだけでな く、カンブリア宮殿等テレビ出演もされています。彼の 師匠は東京ディズニーランドを日本に誘致した立役者で す。
が私の自宅のコンピュータ現場 を見て、さすがに見るに見かね て彼が契約しているコンピューターのプロを紹介してくれまし た。以来iPhoneとiPadでネッ ト、カレンダーを含めたスケ ジュール帳、散歩時のナビ及び 地図帳、財布代わり、音楽、時 刻表検索、現地の天気検索、読 書、メール、ホテル予約チケッ トレスチェックイン、飛行機予 約チケットレス搭乗、新幹線予 約チケットレス搭乗、原稿書 き、講演も全てこの2つで行って います。そうそうたるドクター たちがでかくて重いキャリー バックを抱えて海外から直接講演会場入りする中、1人だけほぼ 手ぶらに近い形でiPadをプロ ジェクターにつなぎ、レーザー ポインターも使わずiPhoneをマ ウスがわりにして操作していま す。私の姿は結構衝撃的らし く、しょっちゅういろんな先生 から財布の中身、カード類含め iPhone上のソフトまで写真を撮 り、更に細かくヒアリングされ ています。
世界中を飛び回る有名な先生方 にも最近はいろいろ真似をされ るようになり(特に最もアナログなホテルでの洗濯)メールで荷物 が少なくなったと嬉しそうな報 告があります。 最近ここにApple Watchが加わ りさらに利便性を増していま す。
今現在この原稿もiPhone上 で作成中です。
私自身は機械に疎く全くわから ないのですが、先述のプロが、 例えば私が手書きで書いている カレンダーのスケジュール帳を 見てそれと同じものが欲しいと 言えば文字通り世界中のソフト から探してきて、十分使いこな
した後に私とアポを取りiPadや iPhoneに入力後使い方を細かく レクチャーしてくれます。荷物 の超軽量化はスティーブ・ジョ ブズのおかげかもしれません。 ちなみにXS Maxは高価に過ぎ、 過剰品質でした。
今でしたら iPhone XRもしくはiPhone 8が 丁度良いと思います。 理由はコンピューターが高度す ぎてSIMがついていけないから です。(LINEモバイルという格安 SIMです)
また208gと重すぎるた め旅先によっては iPhone SE 113gを代用 しています。 この辺の機械の話はピ ンとこない方はさらりと飛ばし て読んでください。 現在は名鉄も新幹線も飛行機も 全てApple Watchのみで乗車し ています。
イヤホン(NC BT ) 17g NCはノイズキャンセリング、注釈)マイクと専用プロセッサが搭載されて おり、マイクで拾った音の逆位相の音を生成 して発することができるようになっていま す。これによって周囲の騒音が激減します。 飛行機や新幹線の音がまるで魔法のように 急に消えて、音楽だけに集中できます。
BTはBluetoothのこと です。
注釈) iPhoneとイヤホンの間にコードが必要なく電波を無線で飛ばします。
音楽に造詣が深くない私は過去 イヤホンで音楽を聴きながら旅 をすることをしていませんでし たが、このノイズキャンセリン グBluetoothイヤホンは旅に欠 かせなくなってしまいました。
イヤホンをあえてコードレスに しないのは簡単に無くしてしま うからです。 いちど体験されるとわかります が飛行機や新幹線でのゴーと響 く大きな騒音や新幹線内の平均3 分に1回来ると言われている売り 子さん達の声が全く聞こえなく なり非常にストレスが少なく旅 の疲れが半減することがわかったのです。去年の九州出張の飛 行機内で若いドクターに体験させたらみんな買っていました。
具体的にはSONYのMDRNWBT20Nと言う製品で Amazonで７～8000円ほどで売られています。 私は過去同じものを3回購入して います。
iPhoneの数少ない弱点の1 つに充電器の容量が足りな いことが挙げられます。あ らかじめホテルに電話で問い合わせて充電器の無い場 合に限り、持ち歩きは必須と なっています。
2ポートの急速充電器76g(ホテルで仕事をする場 合)と最軽量ワンポート充電器 24gを使い分けています。移動 中は仕事をしませんので重いモバイルバッテリーは持ち歩きま せん。
2 薬 20代と50代に大病を患い、薬の 持ち歩きは避けられませ ん。
3 財布カード類
財布も少しでも小さく軽い様にと何度も買い換えていま す。
カード類も出張する旅先によっ て全て入れ替えています。 例えば田舎だとクレジットカー ドが使えない場所が多く、ゆう ちょのキャッシュカードが必須となります
。写真は今欲しい紙の財布で僅か16g、ただしいつも売り切れです。
4 歯ブラシ歯磨き粉
今時どんなビジネスホ テルでも使い捨てのものが置いてありますが、さすがにプロの 沽券に関わることと、歯ブラシ 歯磨き粉の選び方で10年後の口 腔内が全く違ってしまうことを 何十年も目の当たりにしてきたため現在は歯ブラシ RUSCELLO P10-S 色は黒(5人家族全部色違い) 歯磨き粉 サンスターペリオメ ディカ(百均の小ケースに小分け)
5 下着類
宿泊日数の半分ほどの下着を持 参します。
足りなくなる前にホテルで洗濯しています。海外旅行など長期の場 合、紙製の使い捨て下着を日数分持参します。最大の利点は日が経つにつれて荷物が減る事です。
このホテルでの洗濯には少しコ ツがあり、手でよく絞った後の 乾燥には広げたバスタオルに下着類をできるだけ広い範囲に広げてこれをカチカチに巻き寿司のように巻くのです。その後つるしておけば翌日までに必ず乾いています。
加湿器の補助にもなり一石二鳥です。
6 温泉の素
長旅の疲れには温泉が1番ですが、一般のホテ ルではなかなか叶えられません。
そのため温泉(天然温泉の素)を持ち歩いています。写真のようにジップロックに小分けしています。
7 雨具
旅行前に必ずYahoo!天 気で現地の滞在期間中の天気をこまめにチェックします。
現在の天気予報はコン ピューター制御で10年前に比べかなり精度が高くなっています。 旅行期間中高確率で雨降りの場合、都会の場合は 手ぶらで、現地のコンビニ
で500円ほどの傘を買い次の誰かが使いやすいように一声かけ てホテルや駅に置いて行き ます。 北海道の田舎などの場合は仕方なしに折り畳み傘かジャケットを持参します。
ネットやショップで散々探した挙句、何れも100グラムほどの世界最軽量級のものです。
8 ジップロック
歳とともに食が細くなり最近では20代の頃の2割ほどしか食べることができません。
外食で残す事は恥ずかしいことですし、やはり罪だと思います。 かといって堂々と持ち帰りを希望しても食中毒などの関係上ほとんど無理なことが多いようです。 黙って持ち帰った場合はあくまでも自己責任ですのでお店に迷惑がかかりません。以前は小さなプラスチック製のタッパウエ アを持参したのですが、軽量化のため最近はジップロックを用いることが増えました。
9 耳栓
ホテルで隣室がうるさい場合用いますが、前述のノイズキャンセリングイヤホンは耳栓をはるかにしのぐかと思います。 この耳栓はNASAが開発に携わっているとのことです。
10 iPad Pro12.9(256GB)
仕事用のコンピュー ターはiPad Pro12.9 インチです。 歳をとってくると視野は狭く暗く、当然老眼も進みますので画面は大きければ大きいほど良いに決まっています。明るさに関しては50代は20代の50%以下といわれています。 旅先のホテルに持ち込む場合は事前に宅急便で送り届けていま す。
当然のことですが、手持ちのiPhone 、iPad、自宅のサーバコンピューター(Windows)含めすべてのものはiCloudでデータ（情報）を同期させています。 世界中どこにいて写真をとっても文章書いても予定表に書き込んでもすべての末端で同じ情報がその瞬間には共有されていま す。 ちなみに自宅のサーバコンピューター(Windows)は最近はインプラント手術の予習と復習にしか用いていません。
視力もしょぼいのでコンピューターのモニターは普段映画を見ている70インチ位のどでかい画面に映し出してその上で患者さんの手術のシミレーションを毎日繰り返しています。
番外編
前述のように最近は左腰に横向き(散歩時の干渉防止)iPhone、後ろポ ケットに財布、左右のポケットに充電器を入れApple Watchをを持参します。
セミナー や講演の場合、最後にA4の書類を持ち帰ることが多く、 仕方なく超軽量のデイパック (190g)を用います。
写真の青のデイバックは68グラ ムと最軽量なのですが、サブポ ケットが全くなくあまりに使い勝手が悪いためパス。 逆に若者に人気 のグレゴリーデ イパックなどは本当に背負いやすいのですが単体重量で700グラムを超えるためデイパックだけでかなりの重さを感じてしまいこれもパスで す。
最後に本音ですが、旅先や自宅で仕事はしたくはありません。
トホホ
