Q4 最近、大きな口を開けた時やあくびをした時に、片方のあごが外れます。
Q4 最近、大きな口を開けた時やあくびをした時に、片方のあごが外れます。
すぐもどるときもありますが、もどらない時はl時間近くかかり、痛みもひどいです。どんな治療をするのか、また、しっかり治るのかとても不安です。
A
あごが外れることを専門用語で顎関節脱臼といいます。
通常の脱臼は前方脱臼といって下顎の関節頭(凸)が関節結節(凹)を超えて全体に前下方に移動し、戻らない状態を指します。
自分で簡単に戻せる人は治療の対象になりにくいのですが、度々救急搬送される場合は外科的治療が選択されます。
手術法にはいろいろ在りますが最も多いのが頬骨弓切断術(ル.クレック法)といって頬骨のでっぱり(頬骨弓)を人工的に骨折させて関節の前下方に固定することにより下顎頭の過度の前方への移動を抑制します。
通常1週間から十日ほどの入院で手術時間は1~2時間の比較的簡単な手術の部類に入ります。
手術の最終判断はご本人が決めることなので口腔外科専門医を受診されてはいかがでしょうか。